AWS Tools for PowerShell インストールをRun Commandで省力化する

AWS Tools for PowerShell インストールをRun Commandで省力化する

Run Command を活用した AWS Tools for PowerShell のインストールを紹介
Clock Icon2019.02.12

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こんにちは。 ご機嫌いかがでしょうか。 "No human labor is no human error" が大好きな吉井です。

AWS Tools for PowerShell をお使いでしょうか? EC2 上の Windows Server で S3 などの AWS サービスを利用したい場合に導入することがあるかもしれません。

インストール自体は簡単なのですが、台数が増えてくるとやはり面倒です。 Systems Manager Run Command を使って省力化してみたいと思います。

前提

SSM セットアップ

この処理は SSM を使います。 SSM のセットアップを行ってください。 手順は本エントリでは割愛します。公式ドキュメントを参照ください。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/systems-manager/latest/userguide/systems-manager-setting-up.html

Run Command セットアップ

Run Command のセットアップも割愛します。公式ドキュメントを参照ください。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/systems-manager/latest/userguide/sysman-rc-setting-up.html

実装

それでは実装します。 マネジメントコンソールへログインし Systems Manager を開きます。 左側メニューから ドキュメント をクリックします。 <ドキュメント>画面が表示されたら、ドキュメントの作成 をクリックします。

<ドキュメントの作成>画面では、判別しやすい名前を入力します。

コンテンツの YAML にチェックを入れ、コンテンツは以下をコピー&ペーストします。

---
schemaVersion: "2.2"
description: "Install AWS Tools for Powershell"
parameters:
  executionTimeout:
    type: "String"
    default: "3600"
    description: "(Optional) The time in seconds for a command to complete before it is considered to have failed. Default is 3600 (1 hour). Maximum is 172800 (48 hours)."
    allowedPattern: "([1-9][0-9]{0,4})|(1[0-6][0-9]{4})|(17[0-1][0-9]{3})|(172[0-7][0-9]{2})|(172800)"
mainSteps:
- name: installToolsForPowerShell
  action: aws:runPowerShellScript
  inputs:
    runCommand: 
      - $progressPreference = 'SilentlyContinue'
      - Write-Host '---------------'
      - Write-Host 'Downloading AWS Tools'
      - Install-PackageProvider -Name NuGet -MinimumVersion 2.8.5.201 -Force
      - Install-Module -Name AWSPowerShell -Force
      - Write-Host '---------------'
      - Write-Host 'Change ExecutionPolicy'
      - Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Force -Scope Process
      - Get-ExecutionPolicy
      - Write-Host '---------------'
      - Write-Host 'Import Tools for Powershell'
      - Import-Module AWSPowerShell
      - Get-AWSPowerShellVersion
      - Get-AWSPowerShellVersion -ListServiceVersionInfo
    timeoutSeconds: "{{executionTimeout}}"

コンテンツの貼り付けが終わったらページ下部の ドキュメントの作成 をクリックします。

オペレーション

作成したドキュメントを実行します。 左側メニューから ランコマンド をクリックします。

<コマンドの実行>画面で コマンドの実行 をクリックします。 前の手順で作成したドキュメントを探し、ラジオボタンにチェックを入れます。

ターゲットインスタンス から対象のインスタンスを選択します。

出力オプション で任意の S3 バケットを選択します。 Run Command の出力はコンソールでは2500文字しか表示されず、日本語が文字化けします。 エラー時の解析を容易にするため、及び、実行証跡を残すために必ず S3 バケットを出力するようにします。

実行 ボタンをクリックすると処理が実行されます。 実行の詳細が表示されるので成功することを確認します。

結果

指定した S3 バケットの保存されている実行ログファイルを確認してみます。 正しくインストールされているようです。

~~略~~
Import Tools for Powershell

AWS Tools for Windows PowerShell
Version 3.3.450.0
Copyright 2012-2018 Amazon.com, Inc. or its affiliates. All Rights Reserved.

Amazon Web Services SDK for .NET
Core Runtime Version 3.3.31.7
Copyright 2009-2015 Amazon.com, Inc. or its affiliates. All Rights Reserved.

Release notes: https://aws.amazon.com/releasenotes/PowerShell

This software includes third party software subject to the following copyrights:
- Logging from log4net, Apache License
[http://logging.apache.org/log4net/license.html]
~~略~~

さいごに

Run Command を活用した AWS Tools for PowerShell のインストール方法を紹介しました。 わずか2~3行のコマンドを打つとしても台数が増えればヒューマンエラーの可能性は上がっていきます。 極力人手は減らしていきたいと思います。

参考

AWS Tools for PowerShell AWS Tools for Windows PowerShell または AWS Tools for PowerShell Core のセットアップ

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